こんにちは。
一社)日本アート教育振興会の三尾です。
今日は、
「なぜアート思考がビジネスで注目される?」
というお話を少しだけしてみたいと思います。
アート思考というのは、まだカチッとした定義がなく、きっと人によっていろんな範囲を含むと思うのですが、
シンプルに言えば、「アーティストが作品を生み出す思考プロセス」のことを呼んでいることが多いのかなと思います。
そしてこのアート思考は、ビジネスに役立つ、、、、ということで昨今、かなり注目されていますよね。
では、なぜ、「アート思考や、美意識が重要だ〜!」と言われ出したのかといえば、
先行きが不透明で、将来の予測が困難なVUCAの時代に入ったから、、、ということがあるのではないかと思います。
また、ロジックで解決できるほとんどの問題は、AIが解決できるようになっていき、我々人間の役割が「問いを立てる」「何かを生み出す」という仕事へと集約しつつあるからではないかと思っています。
これまでは、受験勉強のように、すでに世の中に問題がたっくさんあり、その答えを上手に、いかに早く見つけられるか、、、がとても重要でした。
でも今は、そもそもの「問題、問いは何なのか?」からわからない状態。
そこから考えられる力が必要になってくるわけです。
そうなると、、、「問題解決ができる能力」だけでは事足りず、「問題を発見する力」や「生み出す力」「新たな価値を見出す力」「価値を再構築する力」といったことが必要不可欠になってきますよね。
そこで、アート思考、、、、ってことなんです。
アーティストの方々の多くは、自分の中にある「問い」を作品を通して世に問いかけますよね。
それによって、人々の意識の壁を壊し、意識、価値観、思考を拡張しようとします。
そして、それに触れた人々は、何かしら自由になり、豊かな生き方に変わっていく。
アーティストの方々は、きっとそこに喜びを感じ活動する方が多いのではないかと思います。
「問い」から始めるアート思考という著書にこんな一節があります。
私はわりとシンプルにこう考えています。
アーティストが「問い」を発するのは、人間の感覚と意識を拡張したいからだと。
アーティストは、不特定の鑑賞者に今まで感じたことがないものを感じさせたいと思っています。
言葉に頼らないのは、今まで覚えたことのない感覚を味わわせたいからです。
アーティストの中には、その新たな感覚を通して、人々に新たな意識を生み出させようとする人もいます。
人が持つ感覚を通して、今まで感じたことのない感覚を覚えさせることで、それまで頭の中にあった意識の壁を人々に越えさせようとするのです。
〜「問い」から始めるアート思考 吉井仁美 著より引用〜
ビジネスの世界では、「他社より、より良いものを・・・」という発想から、競争が激化し、価格競争に陥り、利益が出ないため、苦しんでいる会社がたくさんあります。
ビジネスはそういうものだ、、、とおっしゃる強者の方もいらっしゃるかもしれませんが、上記のような状況は、その強者の方以外は、辛い状況になってしまうわけです。
だから、ビジネスの世界でも今までのような「他社より、より良いものを・・・」という発想から、「ユニークな存在になる」「ユニークなサービス、商品を生み出す」ことを目指す会社が増えてきているのだと思います。
そうすれば、価格競争もなくなり、価値相応の価格でお客様も購入くださる。そうすると、お客さまだけでなく、その会社の従業員の方も意気揚々と仕事ライフを楽しめますよね。
それを目指す会社さんが増えてきてるのではないかと思います。
とはいえ、、、僕自身も実感しますが、これって簡単ではないですよね。
人と違う方へ行こうとすれば、勇気もいるし。。。
でも、やるしかない。。。。
でも、これって、、、ちゃんとできれば、、、こんなに楽しいことはですよね^^
ワクワクが止まらなうなくなります。
あ、、、ごめんなさい、お話を戻します。
そう、、、こういったことから、いろんな会社さんが、アーティストの思考プロセスから学んで、「自社のスタッフも、アーティストのように価値あるものをゼロから生み出せるようになってもらおう!」ということで、アート思考ということが注目されているのかなと思います。
というわけで、今日は、アート思考についてお話ししてきました。
いかがでしょうか?
アート思考、、、ビジネスの世界での必要性についてご共感いただけましたでしょうか。
少しでもご共鳴いただけましたら嬉しく思います。
ちなみに、、、、僕たちJEARAでは、こういった力のことを「アートマインド」と呼んでいて、
アートマインドとは、ゼロから一を生み出すアーティストの思考、意識、意志、姿勢、感覚、感性、眼差し、美意識と定義しています。
アート思考の大切さはたくさんの方が言われていますが、アート思考ができるようになるには、「考え方の手法」だけでなく、その元となる意識、意志、姿勢、感覚、感性、眼差し、美意識を磨くこともとても重要だと考えているので、「マインド」という言葉を使っています。
アートマインドは、もともと全ての方が持っているものだと思っているのですが、それを磨いていただき、開花させていただきたい、、、そう思って活動をしています。
あ、、、いま、、、アートマインドコーチング、、、という絵画を見て対話をすることで人々の能力を開花させよう、、、というプログラムをやっています。
よろしければそちらにも遊びに来てみてください。
楽しいですよ。
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