ビジネスとアートは、水と油？

こんにちは。
一社）日本アート教育振興会の三尾です。

今日は、

「ビジネスとアートは、水と油？」

というお話です。

そのお話をするためには、やはりこの会社のお話をしないわけにはいかないですよね。

スープストック（Soup Stock）。

この名前はきっとあなたもご存知ではないでしょうか？

そう、スープのお店です。

関東圏では駅の近くへ行けばだいたいある、、、というくらい身近なお店ですよね。
（僕が関東圏在住のため他の地域の状況を知らなくてすみません。）

スープストックは、遠山さんという社長さんが立ち上げた会社ということもよく知られていますよね。

そしてこのスープストック、、、今では何の違和感もなく当たり前に受け入れられていますが、
当時は前菜でしかなかったスープを主食という価値観に変えてビジネス化した、かなり斬新なビジネスだったそうです。

これらは、アート・イン・ビジネス（電通　美術回廊　著）という著書p76に書かれています。

そして、遠山さんはこんなことをおっしゃったそうです。

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確かに、世の中にある商品、サービスは、実はすべて「作品」なのではないでしょうか？

商品、サービスというのは、人間の夢や、希望、想いから始まり、それらを実現しようとたくさんの人たちがいろんな方法で関わり生み出される「共創作品」ですよね。

そう考えると、「ビジネスとアートは水と油」と捉える方もいらっしゃいますが、そうとは言えないのではないでしょうか。

著書「アート・イン・ビジネス（電通　美術回廊　著）」では、さらにこんなことも書かれています。

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市場を分析し、データを取り、「市場で今売れているもの」を作る、、、

もちろん、それも大切な機会創出だとおもます。

でも、もしもみんながそれをやっているとしたら、やっぱり競争が激化しますよね。

短期的には利益は出るかもしれませんが、いずれ、価格の下げ合いになり、
お客様の取り合いになるのは目に見えているのではないかと思います。

だとすれば、10個の商品のうち１つ２つくらいは、スマイルズを見習って、
「自分達の想いや、面白いと思う感性を信じて生み出した商品やサービス」で勝負してもいいのではないかと思ったりします。

そしてもしもそれらがうまく市場で受け入れられたとしたら、
競争力も、価格プレミアムも余裕が出てきますから、

利益も出やすくなるでしょうし、次の商品開発にも力を入れられるのではないかと思うんですね。

そして何より、運営するスタッフの皆さんがみずからの想いを形にしたものですから、仕事が楽しくなりますよね。

そうすると、なおさらレバレッジが効いて、会社はどんどん成長していくのではないでしょうか。

そう考えると、やっぱり、遠山さんがおっしゃっているように

「アートはビジネスではないけれど、ビジネスはアートに似ている」

というお言葉は我々にとって、とても勉強になるお言葉だと思います。

そして、ビジネスがアートに似ているのであれば、

アートを知る、
アートに触れる、
アートを学ぶ、
アートの発想を取り入れる、、、

といったことは、
ビジネスにおいても大きなヒントを与えてくれるのではないでしょうか？

スマイルズ、、、素敵ですよね。
我々もスマイルズからたくさん学んで、世の中に素晴らしい作品をお届けしたいですね。

ちなみに、少し引用させていただいたこの「アート・イン・ビジネス（電通　美術回廊　著）」という著書には、
アートの力がどうビジネスへ波及し効果を生み出すか、、、ということを実験とデータで証明しているので、とても面白いですよ。

もしもご興味をお持ちでしたらおすすめです。

さて、、、あなたはこれから何を想い、何を考え、何をしますか？

僕は、まずは、

スープストックに行って、お腹と心を満たしてきましょかね。

では、また次回まで。