彫刻作品 鑑賞のススメ

こんにちは、

日本アート教育振興会の浅野です。

早速ですが、、、

美術館や公共の場にあります

彫刻作品、

あなたはいつもどのように

鑑賞していますか?

「うーん、あんまりよくわからないなぁ…」

「あんまり意識したことがないなぁ…」

などなど、

なんとな~く観ていませんか?

・・・。

それ、もったいないです!

実は、彫刻作品はいくつか見方のポイントがあります!

ということで今回は、

「彫刻作品の鑑賞法」

について、1つご紹介していきますね。

—-*—-*—-

彫刻作品の鑑賞ポイント、

それは・・・

★魅力的に見える位置を探す★

ということです!

立体作品は平面作品とは違い、

ぐるっと足を運んで見て回ることができる

というところが素敵ですよね。

しかし、色々な角度から見えるがために、逆に

「どこを見ていいかわからない・・・」

と、思ってしまっていませんか?

そこで、

「この場所から見ると一番魅力的に見える」

といったふうに、あなたなりに

その作品を見る場所・立ち位置を探すことをオススメします!

例えば、ミケランジェロの『ダビデ像』

有名な作品なので、あ~、あれか~。と思うかもしれません。

私は実際に見に行ったことがありますが、

イタリアのアカデミア美術館にある彫刻作品です。

実はこのダビデ像、ポストカード等で正面から撮影したものなどを見ると、

頭が大きく、違和感があります。

しかも、ミケランジェロはその違和感を

“あえて“ 

作っています。

ご存じでしたか?

なぜ、ミケランジェロは頭を大きく作ったかというと…

【鑑賞者の立ち位置】

を考えたからなのです。

どういうこと?

そうですね。

このダビデ像、実物は3.88mほどもあります。

ちなみに台座を入れるとなんと5.17mにもなります!!

なので床に立って作品を見上げると、

必然的にものすごく遠近法が働きます。

人体の比率に則って作品を作ってしまうと、必然的に

「頭がものすごく小さいダビデ」

になってしまうのです。

あんなに睨みをきかせた顔なのに

何だか臨場感が伝わらなくなってしまいます…。

作品の雰囲気を壊さないように、

あえてパーツを大きくしているということですね。

ダビデ像からもわかるように、

「ある場所から見て成立するように」

「このポイントを見せたいがために」

と、鑑賞者の立ち位置を想定して工夫を凝らしている作品が

たくさん存在しています。

ですので、鑑賞するコツとしては、

「ここから見ると一番魅力的だ」

という場所を、ぐるぐると歩き回って見つけ出すことを

お勧めします!

この方法、

立体作品を楽しむ一つの手段になるかと思うので、

彫刻作品を見かけたらぜひ実践してみてください。

今回は彫刻作品の鑑賞方法の一部をお伝えしましたが、

そういえば絵画はどうだろう?と思ったあなた、、、、

絵画についても、鑑賞方法があります!

弊会では、

「アートマインドコーチング」という、

対話型鑑賞についての講座をしております!

こちらお話しすると長くなってしまうので、

紹介ページを載せますね。

 ご興味がありましたら、ぜひ見てみてください^^

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