「自分はわかっている」という罠

こんにちは。
一社)日本アート教育振興会の三尾です。

あなたは、

「ナイーブ・リアリズム」

という言葉を聞いたことがありますか?

著書「恐れない組織 心理的安全性が学習・イノベーション・成長をもたらす エイミー・C・エドモンドソン著」にこんなくだりがあります。


ほかの人の発言に心から関心を寄せられるようになること。
なぜ、これが難しいのか。
それは大人なら皆、向上心が高ければ特に、
ナイーブ・リアリズム(自分は世界を正しく客観的に認識していると考える傾向)
という認知バイアスにかかりやすく、
今起きていることを自分は「わかっている」とおもってしまうからである。
前項で述べたとおり、私たちは、主観に基づく現実ではなく
現実そのものを見ていると思っている。
結果として、ほかの人にはどう見えているのだろうと思いを巡らすことが
なかなかできなくなってしまう。
関心を持てなくなるのである。

著書「恐れない組織 心理的安全性が学習・イノベーション・成長をもたらす エイミー・C・エドモンドソン著 p212より引用・抜粋」


ナイーブ・リアリズムという言葉は、心理学の用語かなと思うのですが、
つまり、「思い込み」のことですよね。

「自分は世界を正しく客観的に認識していると考える傾向がある」と。

我々大人は、どんどん思い込みますよね。

頑固になるといいますか。

またこの思い込みというのが厄介ですよね。
思い込みなので、自分では気づきにくいものですから。

自分の考えてることが主観なのか、客観なのかもよくわからないですよね。
それが普通だと思います。

人間ってそんなもんなのかな、、、と思うのですが、
一方で、やっぱり仕事をする上では、どうしてもその思い込みが邪魔になったりしますよね。

特に現代は、

・Volatility(変動性)
・Uncertainty(不確実性)
・Complexity(複雑性)
・Ambiguity(曖昧性)

これらが高いVUCA時代。

そんな時代には、上司も、部下も関係なく、今までの発想だけでは立ち行かなくなります。

そうすると、どうしたって、「今起きていることを自分はわかっているとおもってしまう」というバイアスに陥らないように注意する必要があります。
そのためには、やっぱり、自分だけで考えるのではなく、他のスタッフや後輩、新人スタッフの意見にもしっかりと耳を傾ける必要がありますよね。

たとえば、「新人はまだ業界のことはわからないんだから、大した意見は出ないだろう」というような思い込みでバサッと切り捨ててしまわないようにすることなどがとても重要になるかと思います。

そのためには、「フラット」な組織文化が必要になってくるのではないでしょうか。

そしてフラットな文化をつくるためには、普段から上下分け隔てなく、フラットにいろんな対話をできる空気感を作っておくことがとても大切なのではないかと思います。
でも、それをつくろうとおもっても、普段の仕事のことを話そうと思えば、上司と新人スタッフとでは、やはり知識や経験の差があり、なかなかフラットに、バイアスなく話をするというのは難しいかと思います。

そこで、おすすめは、「仕事から離れたことで、対話をする」ということです。

そのための題材は、いろんなものがあるかとは思いますが、その中でも楽しいものがいいですよね。
自然と笑顔になったり、普段気づかなかった相手の面白さにきづけるものだったら尚更いいですよね。

そんないいもの、、、あるの?

ってかんじですが、、、
実は、それが、、、あるんです。

それは、「絵画」です。

絵画をつかって、複数人で対話をすることで、ナイーブ・リアリズムも自然と外れやすくなります。
「へ〜、そんな考えもあるんだ〜」「あ、そういう意見もでるんだ〜」と気づくことができます。

それだけではありません。
「あれ、自分からこんな発想もでてくるんだ〜」という普段気づいていなかった自分にも気づくことができます。

美意識、教養まで磨けます。

普段はアートに興味のないと思っている方も、結構夢中になりますよ。

最高じゃないですか?

もしよろしければ、無料体験もできますので、覗いてみてください。
「対話すること」の重要性に自然とお気づきいただけるかと思います。


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